
夏休みは毎年必ず家族で旅行に行っていました。キャンプもよく行ったし、あとは車で行き当たりばったりの珍道中的な旅を楽しんだり(笑)。
ウチの家族、仲がいいんですよ。父と母、あと姉がいて、父は割りと男らしい感じの人で、母は身長が私と同じ167cmくらいあって。私はどちらにも半々ずつ似てるって言われます。
とにかく外で遊んでいた記憶がありますね。鬼ごっこをしたり、トンボやカエル、ザリガニを捕まえたり……今の子たちと違って家でゲームとかはあまりしなかったと思います。
そんな鈴木茜少女は、当時どんな夢を持っていたんですか?笑わないでくださいね? ガラパゴス諸島のゾウガメになりたかったんです。
あ、今、笑いましたね?(笑)
今でこそ私は結構エネルギッシュでアクティブに動くようになったんですが、中学生くらいまではあまり生きることに対しての喜びを感じていなかったんですよ。
で、ガラパゴス諸島のゾウガメは、天敵もいなくて優雅に寿命を全うするみたいなことを国語の教科書で知って。これはのんびり暮らせていいだろうな~と(笑)。
子どもの頃って夢なんて毎日のように変わるじゃないですか? 私もそんな感じで毎日のように変わってましたよ。スチュワーデスになりたいと思った時期もあったし、看護士や獣医を夢見たこともあったし。
はい。なので親からは、「そんなに色々な職業はできないから女優になりなさい」って言われました。
そうですね。でも親は、私に普通に結婚して子どもを生んで欲しいと思ってたみたいですけど。本当にのびのび育ててもらいました。
私はSPEEDの島袋寛子ちゃんと同い年なんですけど、彼女たちがデビューしたくらいのときにすごく衝撃を受けて。自分と同年代の子がこんなにテレビに出てがんばってるんだと思ったら、私もそんな世界に行ってみたい!って憧れて。
はい。それで芸能界というものに興味を持って、色々なオーディションを受け始めるんですけど、全然受からないんです。最終選考で落とされたりっていうのもうよくあったし。それで一度は諦めようって思ってたんですけど、高2の夏に運命を変える出会いをするんです。
姉がすでに上京していたので、夏休みに遊びに来ていて。ひとりで渋谷の109に行って帰ろうとしたときに、今の社長に声をかけられたんですよ。
そう。でも当時はもう諦めていたから気乗りがしなくて、名刺だけもらって連絡もしなかったんですよ。
で、高校3年生になって就職も決まってってときに、当時付き合っていた彼氏と別れちゃったんですよ。結果それが心境の変化のきっかけになったというか、やっぱり芸能のお仕事は若いうちに勝負しないとっていう気持ちもあって、もう一度だけ挑戦してみようと。名刺を奥から引っ張り出してきて、電話をかけたんです。
はい。それから雑誌のグラビアに出させてもらったり写真集やDVDも出したりして、ここまでやってきたって感じですね。
そうですね。この世界って、逃げようと思えばいつでも逃げられるんですよ。わがままになろうと思えばいくらだってなれるし。でもそこで自分にどれだけ厳しくできるかがカギだと思っていて。人間はどうしてもラクなほうに行っちゃう生き物だし、苦しいときこそ成長できるチャンスだなって気がするんですよ。
やってないうちからあきらめちゃダメってことですね。私もお仕事をしていて大変なことや苦労もあるけど、常に何かに挑戦するのは大事なことだと思います。あと、人間はひとりじゃ生きられないものだから、気負わずに誰かに頼ることもドンドンしていけばいいんじゃないかな。一緒にがんばっていきましょう!